ハローワークでの用件によって必要な書類等が異なります。
『お仕事探しの利用』についてだけであれば、登録だけでもOKで書類も不要です。
ちなみに、お仕事探しの登録のことをを求職登録といいます。
ハローワークについての動画解説
はじめてハローワークを利用する方のために動画を作成しました。
お時間がありましたら、ぜひご覧ください。
Youtubeチャンネルへのリンク:おしごとーり
求職登録(ハローワーク受付票の作成)

俺はニートだから、1日1ターンしか動けないんだ。
ハロワで登録だけしてすぐ帰ってもいい?

・・・・・・・。
特になし。
ハローワーク内のパソコンで自分の求職情報を登録(10分くらい)。
その後、窓口に呼ばれてからは10分くらい。
という感じで、求職登録だけの場合は、特に必要なものもありません、
登録のためにどのような情報を入力するかというと、
ということで、『高校・大学等の入学・卒業年月日、持っている資格の正式名称(資格の取得日)、会社名、勤務していた期間』等はメモして持っていきましょう。
手続きが終了すると、ハローワーク受付票というものがもらえます。
このハローワーク受付票は全国共通ですので、どこのハローワークでも利用できます。
※事前に求職情報を自宅のパソコンで登録することもできます(仮登録)
求職登録すると何ができるようになる?
ハローワークのパソコンで求人検索ができる
なお、現在、ハローワークのパソコン見られる求人票と、自宅で見られるハローワークインターネットサービスの求人票は全く同じものが見られます。

2020年1月以前はハローワークで登録し、現地に行かないと詳しい求人票が見られなかったんです。
とても便利なりました。
『求職登録者のみ企業名公開』の求人が見られるようになる
ハローワークインターネットサービスの求人情報検索では、企業名が公開されていない求人があります。
求職番号(ハローワーク受付票に書いている番号)を入力すると、企業名が見られるようになります。
窓口で職業相談ができる
職務経歴書の添削や、お仕事の探し方、面接のアドバイス等お仕事の相談を受けられます。
職業相談については、『【ハローワーク】職業相談は気軽に利用できます【事前に質問内容とか考えなくてOK】』をご覧ください。
希望の求人が見つかったら紹介状を発行してもらえる
応募したい企業が見つかったら、窓口で紹介状をもらって応募できます。
紹介状に履歴書と職務経歴書を同封して、応募先企業に書類を郵送します。
ハローワーク内のセミナーを受けられる(就職活動の仕方等)
ハローワークでは毎月『就職活動の仕方』、『職務経歴書の書き方』、『面接の受け方』等のセミナーが行われています。
職業訓練の相談を受けられる
ハローワークでは職業訓練の相談ができます。
雇用保険受給者用の公共職業訓練と、雇用保険未加入(ブランクのある方、フリーター、ニート等)の方向けの求職者支援訓練があります。
詳しくは、『公共職業訓練の手当とは?【訓練全般について】』、『求職者支援訓練の全まとめ【選考試験・不合格原因についても解説】』をご覧ください。
失業保険の手続き
失業保険の申請も、ハローワークでの登録(求職登録)が必要です。
詳しくは、『失業保険のスケジュール【失業保険全手続きのまとめ】』をご覧ください。
補足
紹介状って必要?

求人もネットで見られるなら、直接応募できるじゃん。
ハロワに行く必要ないな。

直接応募は絶対にダメです。
紹介状がないと、『1、ルール違反のため応募先企業の心証が悪くなる 2、会社が助成金をもらえない場合がある 3、再就職手当の申請ができない場合がある』
というデメリットがあります。
ちなみに、ハローワークの窓口では、その求人の現在の応募状況もわかります。
現在、『何人応募していて、何人紹介中で、何人採用されたか』というデータです。
求職登録の無効
求職登録してから、ハローワークを一度も利用していないと
翌々月の末日に求職登録が無効になります。
無効になると自宅での求人検索で、『求職登録者のみ企業名公開』の企業名が見られなくなります。
無効になってしまったら、ハローワークの受付で『有効にしたい』とお願いすると再度有効にできます。
それ以降は、
『有効にした日から翌々月の末日に無効になる』というシステムを繰り返します。
常にハローワークの窓口を利用している人は
『有効にした日』=『ハローワークの窓口を最後に利用した日』
という事になります。
ということで、いつもハローワークを利用している人は、有効期限を気にする必要はありません。
まとめ
以上、ハローワークの登録の仕方と利用法についてでした。
お時間がある方は『ハローワークの求人はブラック企業ばかりじゃない!【転職者の4割はハロワを利用】』も参考にしてください。
ハローワーク求人のデメリット
当サイトはハローワークの利用をおすすめしていますが、ハローワークだけで求人をさがすというのはデメリットがかなりあります。
問題は求人の種類が限定されてしまうということです。
企業によっては絶対にハローワークに求人をださないというところがあるからです。
何故、そのような企業はハローワークに求人を出さないかというと
- ハローワークは求人数が日本一あるので自社の求人が埋もれてしまい、応募が少ない。民間の転職サイトならお金次第でサイトの上位に表示され、ある程度の応募が見込める。
- ハローワークに求人を出すと優良求人のため応募が殺到してしまう、または新規事業のため非公開で人を探したい。
- ハローワークは若年者の利用が少ないため、若い人を採用したい場合はハローワークを利用しない。
ということで、就職活動をうまく進めるには、いろいろな転職サイトを登録してみる必要があります。
とりあえず、有名な転職サイトを利用していれば、他のライバル転職者に後れをとることはありません。
(企業側も求人を出す場合は、まずは有名サイトに求人を出そうとするからです。なぜなら、知名度がありユーザー数が多いので、希望の条件の人材を採用できる可能性が高いからです)