あなたは履歴書を折りますか?折りませんか?
【結論】
折るという選択肢はないです。(アルバイト・パートの履歴書を除く)
なお、市販のA3サイズの履歴書を使う場合は1回だけ半分に折りA4サイズにするのは構いません。
しかし、最近は自作の履歴書を使用し、A4二枚でプリントするのが大多数です。

書類選考では、応募書類ですべてが判断されるわけです。
時間はいくらかけてもいいわけですから、じっくり完璧な応募書類を作りましょう。
履歴書の三つ折りはなぜだめなのか。
ポイントは2点あります。
相手の気持ちを考える
当サイトで繰り返しお伝えしている、一番大事な就職活動のコツとして、
『相手の気持ちを考える』
というものがあります。
応募書類の内容だけじゃなく、『送られたその応募書類がどのように扱われるか』というのを考えるというものです。
送られた履歴書は、『読まれる』、『ファイリングされる』わけですよね。
すると、もちろん折り目があると読みづらいですし、たくさんの書類をファイルするには折り目があると大変です。
仕事ができそうかどうか

べつに三つ折りとかそんな細かいマナー気にする必要なくない?
ノックは3回とか2回とかマナーってのはホントくだらねえぜ!
書類の内容で俺の経歴・実績をみてくれればよくない?
はい、たしかにそうなんですが、
結局、会社はどんな人を採用したいかというと
『仕事ができる人』
を採用したいんです。
書類の読む人の気持ちが想像できないのに『仕事ができる』んでしょうか、
仕事はもっと複雑で、もっと高度な心の機微な動きを取り扱うはずですから・・・。
書類審査の段階で、『仕事ができる人』かどうかは、応募書類のみで判断するしかありません。
それはその書類がどのように送られるかも含みます。
ちなみにノックが3回とか2回とかのマナーは本当にくだらないと思います。
でも三つ折りがダメというは、『相手の気持ちになってみる』という、意味がある実務的なマナーだからです。
ということで、そのマナーが形式的なものなのか、実務的に意味があるかを考えないといけません。
他にダメなこと
履歴書が手書き
履歴書が手書きだと、気持ちが伝わるとかってのは全くないです。
むしろ『いまどき、手書きなのかよ!』ということで減点対象になります。
なぜなら、字がうまくても書き間違える可能性はあるわけですよね。
で、書き間違えたらもう一度すべて書き直しなわけです。
『そのリスクがあるのに手書きで書くなんて、仕事ができなさそう。』
という風に採用担当は判断します。
なお、手書きがOKな場合は、会社側が手書きの応募書類を指定した場合だけです。

だけど
俺は、達筆さを採用担当に見せつけたいんだ!!!!
という奇特な方は、送付状を手書きにしてみるのはどうでしょうか。
B5サイズ
市販の履歴書ではB5サイズのものもあるのですが、A4でないとダメです。
なぜなら、大多数の方がA4で履歴書を作成しているからです。
採用側としてはサイズが違うものを送られると見づらく、ファイリングしづらいので困ります。
パソコンで独自フォーマットで作成する。
たまに、オリジナルな書式で履歴書を作成する方がいます。とても見づらいのでやめた方が良いです。
市販と同じJIS規格のテンプレートを使用してください。
ネット上に履歴書のフォーマットはいろいろとあると思いますので、それを利用すればOKです。
なお、フォーマットによっては記載項目が若干異なりますが、自分で取捨選択して構いません。
どっちでも良い事
白い封筒を使う
白い封筒でも茶色い封筒でも、どちらでもよいと思います。
というか、封筒は履歴書を開封した職員が、『即捨てる』とおもいませんか?
送付状はつけた方が良いか
これも会社によっては、開封した職員が即捨てる場合があると思います。
まあ、とても簡単な送付状をつけた方が無難ではあります。
なお、送付状に自己PRを書いたりするのはNGです。
選考は、あくまで履歴書と職務経歴書で行うものだからです。
簡易書留、特定記録、速達で送るべきか
これはどちらでも良いです。
もし書類が届いているか不安になるなら、特定記録で送ってもいいと思います。
しかし、速達はやめた方が良いです。
応募期限ぎりぎりに速達とかは最悪です。
『もっと早く送れば、速達にする必要なかったのでは?』
ということで、仕事ができなさそうという印象になります。
アルバイト・パートの場合は三つ折りでもよいのか
アルバイト・パートの場合は問題ありません。
が、もちろん後述する正解の方法で送った方が印象は良いです。
履歴書送付の正解は
ネット上ではいろいろな意見があるんですが、
- 正解はこれです。
- パソコンで市販の履歴書と同じフォーマットで作成し、A4サイズに2枚に印刷。
- 職務経歴書も同封し、簡単な送付状をつけてクリアファイルに入れる。
- 角2の白い封筒に入れ、封筒の左下表面に縦書きで履歴書在中と赤字で書く。
という感じです。

とってもあたりまえと思われるかもしれませんが、
できていない方が結構います。
なぜなら、
『こんな書類の送り方をしたら、採用されるものもされないですよ!』
とか、直接のダメ出しを誰もしてくれないからでしょうね・・・
ハローワーク求人のデメリット
当サイトはハローワークの利用をおすすめしていますが、ハローワークだけで求人をさがすというのはデメリットがかなりあります。
問題は求人の種類が限定されてしまうということです。
企業によっては絶対にハローワークに求人をださないというところがあるからです。
何故、そのような企業はハローワークに求人を出さないかというと
- ハローワークは求人数が日本一あるので自社の求人が埋もれてしまい、応募が少ない。民間の転職サイトならお金次第でサイトの上位に表示され、ある程度の応募が見込める。
- ハローワークに求人を出すと優良求人のため応募が殺到してしまう、または新規事業のため非公開で人を探したい。
- ハローワークは若年者の利用が少ないため、若い人を採用したい場合はハローワークを利用しない。
ということで、就職活動をうまく進めるには、いろいろな転職サイトを登録してみる必要があります。
とりあえず、有名な転職サイトを利用していれば、他のライバル転職者に後れをとることはありません。
(企業側も求人を出す場合は、まずは有名サイトに求人を出そうとするからです。なぜなら、知名度がありユーザー数が多いので、希望の条件の人材を採用できる可能性が高いからです)